私は現在、都内で一人暮らしをしているサラリーマンですが、最近ちょっとお金のことで悩んでいます。厳密にはお金というより命のことですが、突き詰めればやっぱりそれはお金の問題なんですよね。哀しいかな、結局のところ現実というのは残酷なものです。

といいますのも、私が長年飼っている愛猫が少し元気がなくて、ただ単に夏バテというだけでは片付けられない感じになってしまいました。来週ぐらいには一度、動物病院のほうへ連れて行こうかと思っているのですけれども、ひょっとしたら何か重い病気に罹っていたり、いきなり緊急手術という流れになったらお金の問題が脳裏を過ぎってしまいました。

本来なら、大好きな愛猫のことですから命が一番なのは十分分かっています。ただ、数年前に亡くなった両親が飼っていた猫ということもあって動物保険には加入しておらず、すべて自己負担しなければならないので10万や20万ぐらいの単位で覚悟しなくてはいけないかもしれません。

正直、私は今ちょうどリストラを免れたぐらいの薄給社員でして、日ごろからあまり金銭的な余力がないのが実情だったりします。もちろん猫のためなら死ぬ気で働いて手術費用を支払うだけの気持ちはあるんですが、いきなり今から働いても貯金は貯まりませんよね。

どうしてもっと危機感を持って生活していなかったのか。ほんとにこういう事態になる前に備えておかなかったんだと悔やんでも悔やみきれません。愛猫は今年で16歳になります。人間の年齢で換算すれば80歳ぐらいのおばあちゃんという感じです。今回を無事に乗り切ったとしても、果たして今後もいつ同じようなことになるか気が気ではありません。

ちなみに動物病院の方に話を聞いてみると、一口にペット保険といっても色々あるそうですが、そのほとんどが幼い仔猫のうちに加入しなければならないということも聞きました。人間もペットも、やっぱりお金の問題というのは世知辛いものですね。